1.定義
金利とは、利子・利息のことで、資金を一定期間借りた場合、借手から貸手に資金の使用料として支払われるものをいいます。
2.解説
金利の具体例として、例えば100万円を借りた場合、金利が1年で3パーセントなら、1年後に3万円の利息を払うことになります。なお、利子と利息の違いは、利子が、貸し手から見た表現であるのに対して、利息は、借り手から見た表現であるという点にあります。
金利の決め方についてですが、原則として利息制限法という法律に触れない限りは、当事者同士で取り決めることが可能ですが、一般的には、以下の要件を勘案して決定されます。
●借り手の信用力
返済のリスクが高い人、つまり返してもらえないかもしれない人の場合は、金利が高く設定されます。
●返済までの期間
通常は、期間が長くなるほど、金利は高くなります。つまり返済リスクが高まるからです。
●通貨自体によるもの
通貨というものは、それを発行している国の経済状態に基づく信用リスクにより、通貨単位ごとに金利の基準が決まっています。