債務整理の解決実績
三重県 会社・法人 文具店
債務整理前 : (会社)借入金等約4000万円、(代表者)保証債務等約4000万円
債務整理後 : (会社)破産手続により清算、(代表者)自己破産により債務ゼロに
債務整理前の状況
【会社について】
(事業廃止の経緯)
三重県のF社は、文具店を営む会社でした。先代の頃から慢性的な赤字の状態にあり、多額の借入金債務を負っていました。そして、借入金や買掛金の支払が困難となり、事業を廃止することになりました。
(事業廃止時の状況)
事業所:店舗
従業員:数名
負債総額:債権者30社に約4000万円
滞納公租公課:数十万円
その他:売掛金のファクタリング取引有り
【代表者について】
会社の保証債務:約2500万円
個人の借入金等債務:約1500万円
財産:預金、保険、自宅(借地上建物、残ローンあり)
債務整理の結果(詳細)
【会社について】
受任後、速やかに債権者に通知を送り、取立てを止めるとともに、売掛先に対してはファクタリング会社に対し支払をしないように求めました。その後、津地方裁判所に破産を申し立てました(通常管財事件)。その後、破産手続の終結により会社は消滅しました。
(当事務所の弁護士が行った主な業務)
・受任通知:債権者に受任通知を送り、すぐに取立てを止めました。
・売掛金の回収等:売掛金の回収や自動車の売却により破産費用を捻出しました。
・労務手続の対応:失業手当等が早期に受給できるよう手配
・ファクタリング会社への対応:本件のファクタリング取引は破産管財人に対抗することができないものであったため、売掛先に対してはファクタリング会社に対し支払をしないように求めました。
・その他の業務:申立書類一式の作成、破産管財人との面談、債権者集会への出席等
(破産費用の準備方法)
・会社の売掛金等の資産を換価して支出
【代表者について】
受任後、速やかに債権者に通知を送り、取立てを止めました。自宅を処分しても問題ないというご意向でしたので、自宅の査定を取得した上で、適正な価格で売却し、売却代金を破産費用に充てました。
その後、会社の保証債務に加え、個人での借入金債務も多いため、破産手続を申し立てました(通常管財事件)。そして、免責を得ることができました。これにより、個人の債務もゼロとなりました。
名古屋駅前の弁護士法人中部法律事務所では、会社の破産・再生や代表者の債務整理に力を入れております。負債数百万円から数十億円の案件まで豊富な経験を有しており、最善の解決策をご提案させていただきます。代表者の方についても、経営者保証ガイドラインや再生手続を活用することで、自宅を残したい等のご要望にも親身に対応しています。
会社の破産を考えている会社経営者の方は、当事務所にご相談ください。
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